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ビジネスパートナーに仕事を頼む前に必ずやっておかなければならないことは?  「稼女セミナー おひとり様から抜け出すタイミングとパートナー選びのポイント」Vol.4

ビジネスパートナーに仕事を頼む前に必ずやっておかなければならないことは?  「稼女セミナー おひとり様から抜け出すタイミングとパートナー選びのポイント」Vol.4

株式会社Woo-By.Style
代表取締役
野村美由紀

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今まで、ビジネスを発展させるためのビジネスパートナーの必要性、持つべきタイミングや関係性、その人との価値観の共有の大切さなどを話してきました。
4回目は、人に頼むときに必ずやっておかなければいけないポイントを挙げます。

契約書や覚書を絶対交わす

他の人に仕事を頼んだら、契約書や覚書は絶対交わすべきです。

私もいろんなケースを見てきましたが、つい数カ月前に登記した財団でも、もめ事が起き、相談にいらっしゃったという例があります。役割、利益配分、損益配分を決めないで見切り発車したことが原因でした。口約束や、「何かあった時に決めれば」というようなスタンスでスタートすると、後で大変になる、ということですね。

このようなことにならないためにも、ビジネスパートナーたちと仕事を進めるようになると、法人格の必要性を感じることがあると思います。その際の参考になればと思い、個人の意見ですが少しお話しします。

合同会社、一般社団法人など、いろんな法人の形がありますが、シンプルにビジネスを成功させたい、と思うのなら、資本は自分自身が責任を持って用意・管理し、決定権を持ちましょう。そして、みんなに仕事を依頼(雇用、契約、業務委託)する形で、あくまでも自分(=経営者)と並列にはならないようにしたほうが、事がうまく進みます。そういう意味では株式会社が一番すっきりするのでは、と思います。

これも個人の意見ですが、組織として大きくしてビジネスの土俵に立ちたいと思う人は、社団法人やNPO法人などは、それだけで生活できるまでのレベルに達するのは、なかなかハードルが高いと思います。株式会社を持っている人が、事業や活動が広がった結果、次のチャネルとして持つのには有効だと思います。

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4回の話をまとめると、〝おひとりさま〟から抜け出すタイミングとしては2つ。

1つは、やらなければいけないことがたくさんあって、やりたいことができなくなったとき。自分ではなくてもできることを選別し、人にお願いする。

もう1つは、やりたくないことや自分より優れている人はいる場合、専門性のある人にお願いする勇気を持つ。大事なのは価値観の共有と役割分担をきちんとすること。ポイントとしては、お金を一本化して自分で決裁権を持つこと。契約書、覚書を交わすことです。

パートナーは人間だけではない!?

最後におまけですが、パートナーは全部人間でなくてもいいのです(笑)。

女性がビジネスにかける時間をできるだけ多くしたい場合、経理を依頼する、税理士さんに青色申告をお願いする、といった専門性のあること以外に、宅配を頼んで買い物の時間をなくす、生活家電を増やして家事を楽する、といった「時短の工夫」をすることもポイントです。家族さえ説得できれば多少のことは罪悪感を持たず、お願いしたほうがいいと思いますよ。家庭によって事情も考え方も違うと思いますが、自分がかける時間や労力を減らすサービスや道具=パートナーです。こう考えると決して贅沢ではない、と思いますよね。

変に頑張らないで、困ったら素直に誰か・何かに頼ったほうが組織作りとビジネスの成功につながると思っています。

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