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白髪染めも“自分で”が スタンダードに。自粛生活で野放しにした白髪をきれいに染める方法

白髪染めも“自分で”が スタンダードに。自粛生活で野放しにした白髪をきれいに染める方法

自粛生活を続けていたらあっという間に梅雨の季節に入り、髪は伸び放題で暑苦しく、白髪も目立つようになってきた、でも美容院にはまだ行きづらい…とお悩みの方は多いのではないでしょうか。しかし、仕事をする上では身だしなみを整えることは重要です。髪を自分で切るのはハードルが高いけど、せめて白髪だけでもなんとかしたい!という読者の皆さんに、今回は、初めてでも簡単に、きれいにできる“おうち白髪染め”のコツをご紹介します。

おうち白髪染めで注意すべきポイントとは?

花王株式会社が定期的に白髪染めをしている人を対象に行ったWeb調査*によると、自宅でのヘアカラーで気になることは「面倒くさい」が最も多く、次いで「色がムラになってしまう」「白髪が思うように染まらない」という点があげられました。巷には様々なヘアカラー商品が売られているのに、自分できれいに染めるのは難しいと感じている人が多いようです。
*2020年5月 花王Web調査 外出自粛により自宅で過ごす時間が長くなった20~60代男女324人のうち 定期的に白髪染めをしている男女 n=98

では、きれいに染めるためには何に注意したらよいのでしょうか。まず気をつけたいのは、ヘアカラー商品を選ぶ際の「色」と「剤型」です。それぞれ詳しくお伝えします。

〈色の選び方〉

そもそも白髪染めだからといって、黒色しかないわけではありません。最近は、黒髪用の“おしゃれ染め”のように、アッシュ系やグレー系など、明るくおしゃれな髪色に染められる白髪染めも出ています。赤みのある色は、血色をよく見せてくれるとともに華やかで元気なイメージになります。アッシュ系の明るめの色は上品で軽やかなイメージとなり、肌を明るく見せてくれます。染める色によって印象も変わるので、仕事のスタイルや気分によって変えてみるのもいいかもしれません。

実際に色を選ぶ際には、普段、美容院などで染めてもらっている人は、染めた髪色に近い色を選ぶといいでしょう。もし黒く染めている方が明るめの髪色に変えたい場合は、ヘアカラー由来の色素(染料)量が多く、すぐに明るめの髪色にはならないので、パッケージのカラーガイドに沿って一段階ずつ変えていくのがおすすめです。
普段染めていない人は、地毛の色と白髪の量で選びましょう。例えば、白髪が少ない場合は地毛よりも少し明るめ、白髪が多い場合は暗めのブラウン系の色を選ぶと、自然に白髪が目立たなくなります。

〈剤型の選び方〉

初めて自分で染める人におすすめなのは扱いやすい「泡タイプ」。泡を手に取り、髪全体にたっぷりつけたら優しく揉み込みながら馴染ませると、一気に染めることができます。
部分的に染めたい場合や、白髪が気になる根元部分だけを染めたい時には、ボタンをプッシュするだけで必要な分をブラシに取って使える「ワンプッシュタイプ」がおすすめです。残ったら保管することもできるので便利です。部分染めは全体を染めるよりも髪へのダメージが少ないので、毎回全体を染めるのではなく、伸びてきた白髪部分を中心に染めるといいでしょう。

いざ、白髪染め!2日前には準備もしっかり行いましょう

白髪染めをする際には、ヘアカラーでかぶれたりしないか、2日前にはパッチテスト(皮膚アレルギー試験)を必ず行うようにしましょう。まれに重篤なアレルギー反応を起こす人がいます。また過去にヘアカラーでかぶれたことがあるという人は絶対に使用しないようにしましょう。

〈パッチテストのやり方〉

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  1. パッチテスト用混合液・混合クリームを用意し、1液(1剤)と2液(2剤)を指定の量ずつ取り、綿棒で混ぜ合わせる。
  2. ①を綿棒の先端につけ、腕の内側に10円硬貨大にうすくぬり、自然乾燥させる。
  3. 塗布後30分後と48時間後の2回チェック。48時間経過して、かゆみ・はれなどの異常がなければOK。

*パッチテストについてはヘアカラー工業会のHPもご参照ください。
*使用前にお使いになる製品の使用説明書をよく読みましょう。

 〈染める直前の準備〉

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水をはじくクリームを額、顔の周り、耳につけ、着色を防止します。
また、染める前にクシなどで髪をとかして指通りをよくしておくときれいに染められます。

  〈さっそく染めてみましょう〉

「泡タイプ」で髪全体を染めるには・・・?

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  1. 使用する直前にヘアカラーの1剤と2剤を混ぜ、混合液を作る。
  2. 手袋をした手に泡をたっぷりと(大きさの目安はタマゴ大)出す。
  3. 乾いた髪を大まかに分け、分け目を変えながら根元から泡をたっぷりとつけて馴染ませる(図①)。うしろも中心から分けて、根元からたっぷりとつける(図②③)。
  4. 髪全体につけたら髪を一つにまとめ、指を立てて根元まで優しく揉み込む。ねっとりと泡が少し重く感じたら、その泡で髪全体を包み込む(図④)。
  5. 生え際など顔の周りにも泡がついているか確認し、指定の時間、放置する。
  6. 時間が経ったらよく洗い流して、シャンプーをすれば完了。

「ワンプッシュタイプ」で部分染めをするには・・・?

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  1. クリームを専用のブラシに出す。
  2. 気になる白髪の根元に泡を置くようにたっぷりとつける。ブラシを生え際や根元と平行に置き、後ろ側に馴染ませるとしっかりと塗布できる。耳の上や後ろは塗り忘れがちなので注意する。
  3. 指定の時間、放置する。
  4. 時間が経ったらよく洗い流し、シャンプーをすれば完了。

*部分染めを繰り返すと色ムラになることがあるので、3ヶ月に1度は全体を染めるのがおすすめです。

初めての時は少し難しいと感じるかもしれませんが、慣れてくると簡単に自分でメンテナンスできるようになります。自宅でできることは自宅で、という新たな生活様式に合わせて、ぜひこの機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

花王のHP
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