
コロナ禍での仕事の強力な味方!「休園・休校シッター」サービス
新型コロナの影響で変わりつつある生活様式の中で、ユーザーから求められるものも、必然的に変化しています。では今、具体的に何が必要とされているのか? それに対して自分は何ができるのか? どのようにしてビジネス化するのか? この視点を意識して会社のサービスを見直し、新たな試みを行っている団体があります。
今回は新型コロナウイルスの発生によって保育園や小学校が休園・休校になった際に、お子さんの預け先がない家庭へ訪問して保育を行うという、親たちの切実な課題に対応した認定NPO法人フローレンスの新しいサービスをご紹介します。
「預け先がない」という親たちの切実な悩みに応えるサービス
東京都では、連日新型コロナウイルスの陽性者の報告数が3桁にのぼり、保育園や小学校でも感染者が報告されはじめています。自治体によっては、集団感染が判明した結果、保育園が臨時休園になるといった状況も報道されています。
臨時休園・休校は、感染拡大を防ぐ一方で、働く親にとってはお子さんの預け先がなくなり、仕事と育児の両立が困難になるという側面もあります。
緊急事態宣言に伴う休園・休校措置が取られ、昼間の子どもの居場所がなくなった経験をしたばかり。
稼女の皆さんも、テレワークに切り替えたり仕事の都合をつけたり……と対応に追われたのではないでしょうか。
こうした感染者の発生による臨時休園・休校は、withコロナ時代には度々発生する可能性があります。
そこで認定NPO法人フローレンスは「休園・休校シッター」サービスを新たに提供。新型コロナウイルスの発生によって保育園や小学校が休園・休校になり、お子さんの預け先がない家庭に訪問し、保育を行うそうです。既存サービスである「訪問型病児保育」の利用会員に対しては保育料無料で提供、23区では非会員の有料単発利用も可能とのこと。
徹底した感染症予防対策でユーザーに安心安全を提供
ただし親たちにとっては、「訪問してくれるスタッフから感染しないのか?」と心配する気持ちもあります。そこでフローレンスは保育を行う保育スタッフ(こどもレスキュー隊員)に対して、感染症の媒介者にならないよう、徹底的な感染予防対策と健康管理を行っているということです。
主な取り組みについて、見てみましょう。
感染予防のための取り組み
- エプロンの毎日の洗濯
- 使い捨てマスクの利用
- 保育開始前のうがい・手洗い、手指のアルコール消毒
- 保育中のグローブ着用を推奨(食事介助や排泄物処理の際に交換・手洗い)
- 飛沫感染を防ぐため、食事介助中のフェイスシールドの着用を推奨
- 長袖エプロン(または割烹着)の着用を推奨
- 毎日の検温(朝・晩)の検温、体調の報告
- 「休園・休校シッター」である保育スタッフを固定(長期に渡る利用の場合、1人の子どもに対して2名程度で対応)
- 「休園・休校シッター」として派遣されたスタッフは一定期間、その家庭しか訪問しない。

このような安全と安心に対する徹底した取り組みは、ユーザーにとって非常に魅力的です。
そして訪問型病児保育、および休園・休校シッターは、親が在宅勤務中にも利用可能ということで、今のニーズを的確に捉えています。実際、withコロナ時代の子育てにおける新しい備えとして入会を希望される方が増えているのだとか。
生活が新様式に変わりつつ今だからこそ、逆にチャンスと思って、ユーザーが求めていることをしっかり分析する。そして自分たちが提供できるサービスを見直し、事業の体勢を整えてみませんか?