あなたはどんな人に、どんなふうに役に立つの? 事業を続けたい方は注目!「稼女セミナー ブランディングとファンづくり」解説vol.1
株式会社Woo-By.Style
代表取締役
野村美由紀
稼女(カセジョ)の皆さんが事業を運営していく中で、何らかのヒントをお伝えしたい。そんな思いから始めた「稼女セミナー」。今回は事業継続に必要なブランディングとファンづくりについて取り上げていきます。
「ファン」という存在について考えてみよう
最初に考えていただきたいのですが、そもそも「ファン」とはどんな人だと思いますか?
一般的に、ファンとは特定の人物や事象に対する支持者や愛好者のことを指します。
たとえば、自分が店舗を運営していたとします。誰が商品を買ってくださるでしょうか? おそらく通りすがりの人よりも、そのお店のファンの方が確実に商品を買ってくれますよね。
初めての人よりもファンの人の方が買ってくる確率は高い。だからこそ、ファンづくりというのは「自分の商品を買ってくれる人を作る準備」なのです。
ここで1つワークを行いたいと思います。
「自分にとってのファンとは、どんな人でしょうか?」
セミナーでは、3分ほど時間をとって考えてもらっています。ぜひ、あなたも考えてみてください。
ここで少し解説しますね。たとえば好きな芸能人が「この商品がおいしいんですよ!」と言ったら、余計おいしく感じませんか? またカバンを買おうと思った時、知らないメーカーのものよりも、自分の好きなブランドのカバンの方がより良く見えませんか?
ブランド力はそういったものなのです。お客さまが「あなたの商品やサービス、あなた自身のことを好き」になったり「憧れ」たりして、「あなたの商品やサービスを買おう」と決める理由につながる力なのです。
しかし「稼女」である皆さんは、芸能人や有名ブランドのように不特定多数のお客さまを相手にするわけではありません。個人で事業を行う稼女が、万人に受けるようなすばらしいクオリティのシリーズを100通り作ったりするのは、さすがに無理でしょう。
では、私たちにとってブランド力とは何でしょうか。
それは「私が求めていたものはこれだ!」、または「この商品のお客さんは私だわ!」「この人の言っていることは、私のことだ」と感じてもらうこと。そうやって自分ごととして感じてくれる人たちこそが、ファンになってくれるのだと思うのです。
コレカセではお客さまに自分ごととして感じてもらえるように導線をつくっていくことを“ブランディング”と呼ぶようにしています。
この導線づくりのために、私は3つのステップを考えています。
次回から1つずつステップをお話しします!