ビジネスを発展のためにはビジネスパートナーを持とう!「おひとり様から抜け出すタイミングとパートナー選びのポイント」Vol.1
株式会社Woo-By.Style
代表取締役
野村美由紀
稼女の皆さんは、基本的に個人で仕事をしているかと思います。その仕事がだんだん軌道に乗ってくると、〝商品を売る〟という本来の業務に付随した、売り場を探す、販売方法を考える、梱包や発送、経理業務、ホームページの構築などの、やらなければならない作業がどんどん増えてきて、1人では抱えきれなくなってきます。そんな時に必要となってくるのがビジネスパートナーです。
では、どのタイミングで必要となり、どのような関係を築くべきでしょうか。私の経験を交えながら4回に分けてお話しします。
1人でビジネスを発展させるのはかなり大変
私が今まで出会った稼女の中には、ハンドメイド雑貨を個人で制作、販売している人が多いです。そうした人たちは基本的に、個人で作って販売して、という繰り返しがずっと続いている状況だと思います。
でも、ビジネスを発展させていくには、1人で企画から販売までを全てやり抜くのは大変。売り場を見つけるだけでも、誰かに紹介してもらう、卸先を見つける、出店する場所を管理する人と交渉して出店するなど、探して決めるまでだけでもかなり手間が掛かります。
そうすると、「誰かと一緒に進めていければいいな」と考えるようになるのではないでしょうか。ある程度売り上げが出てきてお客様が付くようになったタイミングで、今度は「これからどうしていこうか?」「本格的にビジネスをしようかな?」と次の段階に進むことになります。
ビジネスの構築とパートナーの必要性
そこで〝売り上げをアップさせて業績を上げていく〟という目的を達成するため、共同して取り組んでくれるビジネスパートナーが必要になってきます。
ただし、個人で仕事をしていると、「仕事は1人でするもの」と思い込み、「パートナーを選ぶ」ということは、自分には関係ないと思ってしまうのですね。経験の少なさや視野の狭さから、その考えに至らない人が多いのです。つまり、私の印象として、ビジネスとしてどうやって維持継続、発展させていくか、戦略的に考える人があまりいないような気がします。
もちろん、どこをビジネスのゴールにするかは人それぞれなので、必ずパートナーが必要、までは言い切れません。
でも、自分が売りたいものやりたいことがあってアイデアが生まれた場合、「食べられるようになりたい」「自分1人の稼ぎで生活できるようになりたい」と思う人は、現状に留まらず、ビジネスの構築を思い描くべきです。
そうすると、きちんとしたビジネスパートナーが必要になる時期が来ます。とはいえ、今まで自分で行っていたことを誰かに手伝ってもらうとなると、どう進めていけばいいか、と悩むことになります。
では、「おひとりさま」から抜け出すにはどのタイミングがいいのか、またどのようにパートナーを選んでいくべきなのでしょうか。
次回は、わが社を例にお話ししていきます。