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「好きなこと」「できること」を仕事にするために 困っていることを助け、徹底的にクライアントに寄り添う気持ち Vol.2

「好きなこと」「できること」を仕事にするために 困っていることを助け、徹底的にクライアントに寄り添う気持ち Vol.2

cozy blue.
代表
笠間千絵

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自分の好きなこと、得意なことでお金を稼ぐことが実現したCozy blue.の、笠間千絵さん。
でも、何もないところからどうやって仕事を獲得していったのでしょうか。

スタートは「自分のできることで役に立つのでは」

セラピストとして仕事を始めた頃は、どうやって身を立てていけばいいかと、起業系のセミナーを受けたり、起業や経営系の本を読みあさったりしていました。当時、頭には「セラピストとして」としかありませんでした。

その頃、湘南でママ起業家を支援する方がいました。その方がレンタルルームを運営されていて、予約システム、SNS、ホームページを1人で作業していました。

レンタルルームの予約対応が大変だったようで、代わりにやってくれる人がいないかと探していらっしゃいましたので、「私できますよ」と話してみたのです。

予約システムというのもその時にはなくて、メールでやり取りをしているだけでした。情報のシェアがされていない状態だったのです。そこで、Googleの〝スプレッドシート〟を導入し、情報共有できるようにしました。それが、事務作業の最初の仕事です。

スタッフさんが増えた時に、スタッフさんの動きが分かるようにしたり、SNSやホームページに掲載したり。その都度「私にやらせてください」と声を掛けました。

その後、セミナーを受けた講師や参加者の人たちの話を聞いていると、パソコンを使うことにハードルを感じる方って結構多い、と分かりました。そして、「私ができることで助かるのなら」と考え始めました。例えば年賀状の印刷をするのに2時間も3時間もかかるのであれば、私が作業すればそんなにかからない。

そこで、ちょっとしたパソコン作業でも少しは役に立つのではと思い、ある時、色々教えていただいていた講師に言ってみたんです。そしたら講師が「じゃあ、少しやってみる?」と。

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また、別の方のブログの書き方セミナーでは、ツールの使い方が分からない、パソコンの設定ができていないという方がとても多かったので、そこでもお手伝いをしていました。

そのうち「これは仕事にしていいんだ」と気づいたのです。「お金を払ってでもこれをやって欲しいと思う人がいる」。

私がパソコン作業を代行することで、その方は情報発信や自分がやるべきことに邁進していく。その姿を見た時に、「これは役に立つんじゃないか」「私がこれを、お金をいただいてでもやることで、この方の稼ぎが上がっている」ということに気づきました。じゃあ「やっています、って言っていいんだな」と思い、事業内容として人に言うようになりました。

仕事が増えたのは、完全な口コミと紹介から

そこからお客さまをどういう風に増やしていったの? と聞かれるのですが、私、この仕事のことを、ずっと言わなかったのです。「できますよ」って言ったのは、湘南の女性起業家支援の方と、散々セミナーを受けてお世話になった講師の方だけ。後は全て「笠間さんに聞くといいよ」「笠間さんができるよ」「笠間さんがやってくれるよ」って言っていただいて。全て紹介でした。

値段も安いんです(笑)。私自身が、私ができることをちょっとやってるだけと思っていたので、単価が安かったんですよ。「私の本分はセラピスト、そっちではお金をちゃんともらっても、こっち(事務)ではお金をあまりもらわない」という精神。びっくりするほど安かったんです。商売としては全然ですよね、自己満足の世界です。自分が、何ができるかを確認する期間だったと思うことにしています(笑)。

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求められたこともだいたいできて、聞かれたこともだいたいその場で答えが出るので、それが良かったのかもしれません。「これどうなんですか?」って聞いてその場でパッと答えてくれる。すごく専門的なことじゃなくて、みんなが知りたいようなちょっとしたことを広く浅く知ってる。しかも、嫌がらずにホイホイ答えてくれる。困っている人からすれば「とても助かる人」だったのでしょうね。

そうしているうちに皆さんから徐々に仕事をいただき、パソコンを使った事務作業の仕事が増えていきました。

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