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「しゅふJOB総研」のアンケート結果から見る、女性の働きやすさの変化

「しゅふJOB総研」のアンケート結果から見る、女性の働きやすさの変化

長引くコロナ禍や不況に翻弄され続けた2022年は、女性にとって働きやすい年だったのでしょうか。

「しゅふJOB総研」(運営会社:株式会社ビースタイルホールディングス/本社:東京都新宿区/代表取締役:三原邦彦)では、主婦層を中心とする就労思考の女性に対し様々なアンケートを実施しています。今回は、「働く女性の2022」をテーマとしたアンケートの結果をもとに、働く女性の実感値などをお伝えします。

2022年は女性が働きやすい年だったのか

まずは、2022年を振り返ります。「前年よりも働きやすくなった」かどうかについてのアンケート結果を見ていきましょう。

1.女性が働きやすくなった実感は「ない」71.0%

女性が働きやすくなった実感は「ない」71.0%

女性が働きやすくなった実感は「ない」と答えた方が71.0%と、圧倒的に多いことがわかります。2022年は、女性にとって働きやすい年ではなかったということでしょうか。

しかし、同じ質問に対する直近3カ年の回答を比較すると比較すると次のような結果となり、働きやすくなったと感じる女性が前年より増えていることがわかります。

働きやすくなった実感、3カ年では増加

では、どのような点が働きやすさにつながったのでしょうか。

2.働きやすくなった理由 「働く女性の数が増えてきた」57.8%

"働きやすくなった理由

働きやすくなった実感が「ある」と答えた女性に、その理由を聞いた結果です。最も多い「働く女性の数が増えてきた」57.8%に次いで、「産育休や在宅勤務などの制度が充実してきた」という回答が51.9%にのぼっています。仕事だけでなく家族のために動くことが多い女性にとって、休暇を取りやすい環境や家でも稼働できる制度の重要性がうかがえる結果となりました。

3.2022年は、「在宅など、より自由にキャリアを選べるようになった年」55.2%

2022年は、「在宅など、より自由にキャリアを選べるようになった年」55.2%

「2022年は『女性が働くこと』についてどのような年だったか」という質問では、「転職や独立、在宅ワークなど、これまでより自由にキャリアを選べるようになった」と感じている方が55.2%と、圧倒的多数を占めています。近年、働き方が多様化したことで、働く女性にとっても選択肢が増えたのでしょう。

しかし、「保育園不足やマタハラなど、働き続けることがこれまでより難しくなった年」19.8%という回答もあり、依然として課題を抱えていることもわかります。

2023年は女性が働きやすい年になるのか

ここからは、2023年の展望をご紹介します。

4.2023年は「在宅など、より自由にキャリアを選べるようになる年」49.0%

2023年は「在宅など、より自由にキャリアを選べるようになる年」49.0%

2023年の予測として、「2023年は『女性が働く』ことについて、どのような年になると思うか」という質問の結果です。「転職や独立、在宅ワークなど、これまでより自由にキャリアを選べるようになる年」49.0%、「企業が女性が働くことの価値をさらに認める年」29.0%、「出産後も働き続けられるような環境がより整う年」20.0%との回答が続き、より環境が整うことに期待していることがわかります。

5.2023年は女性が働ききやすくなると「思う」37.4%

2023年は女性が働ききやすくなると「思う」37.4%

「2023年は、2022年より『女性が働きやすくなる』と思うか」という質問では、37.4%の女性が「思う」と回答しています。アンケートに参加した女性のうち、約4割が2023年を前向きに捕らえていることがわかりました。

「思う」と答えた方には、その理由も聞いています。

6.働きやすくなる理由 「働く女性の数がさらに増える」59.8%

2023年は「働く女性の数がさらに増える」59.8%

働きやすくなる理由として最も多い回答は、「働く女性の数がさらに増える」が59.8%と過半数を超えていました。仲間が増えることで、続く「育産休や在宅勤務などの制度がさらに充実する」49.4%、「職場や社会の理解がさらに進む」47.3%、「家族の理解がさらに進む」22.4%といった予測についても、実現しやすくなるのではないでしょうか。2023年への期待が高まります。

【調査概要】
しゅふJOB総研調べ
・調査実施日 2022年11月18日-12月2日
・調査対象者 ビースタイル スマートキャリア登録者 及び 求人サイト『しゅふJOB』登録者 ※共に女性のみ
・調査手法 インターネット調査(無記名式・有効回答数:645件)

※詳細については、下記をご参照ください。
しゅふJOB総研「女性は働きやすくなったか?『実感ない』71.0%、『働く女性の数が増えてきた』57.8%、2023年は『女性が働きやすくなると思う』37.4%」https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/news-30319/

■しゅふJOB総研とは
しゅふJOB総研は、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関です。「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会を作りたい」との志のもと、2011年に創立されました。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の理解を高め女性が働きやすい職場をより多く作るために、定期的なアンケート調査を実施し、その結果を社会に発信しています。

しゅふJOB総研: https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/

■ビースタイルホールディングス・ビースタイルグループとは
ビースタイルグループは「時代に合わせた価値を、創造する」という存在意義のもと、2002年に創業されました。のべ17万人以上の主婦雇用を創出してきた「しゅふJOB」、多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」、すきま時間で働く「ご近所ワーク」などの人材サービスを主軸に業務自動化支援にも取り組んでいます。

ビースタイルグループ: https://www.bstylegroup.co.jp/

2023年、女性にとって働きやすい年となるために

2022年は、独立や在宅ワークなどキャリアの選択肢が増えたことなどにより、前年よりも働きやすくなったと感じている女性が増えていることがわかりました。しかし、まだ多くの方が「女性にとって働きやすい年ではない」と感じ、様々な不安や悩みを挙げています。

働き方の多様化、そして長引くコロナ禍によって、女性の働き方はこれからも変化し続けていくでしょう。その中で自分にとっての「働きやすさ」とは何か、考えておく必要があるのかもしれません。

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