「好きなこと」「できること」を仕事にするために 困っていることを助け、徹底的にクライアントに寄り添う気持ち Vol.4
cozy blue.
代表
笠間千絵
パソコン事務の仕事も軌道に乗った笠間さん。新たな課題が出てきました。形のないものに対する品質管理の難しさです。
今と今後の課題
ありがたいことにお客さまが増えてきました。
セラピストの仕事のほうは、今までは簡単なセミナーが多かったのですが、「中医学を知りたい」「もうちょっと突っ込んだ講座を作って欲しい」という要望が増えてきました。講座のようなものは私ではない人が違う形で発信しても役に立つので、知識を伝えるセラピストも育成もしたいです。実際にやってみたい、という人もいてくださいます。でも忙しくて、講師を育成する時間が取れないのです。育てたとしても、それぞれがバラバラに活動していたら全く意味がないので。今後はスタッフに任せても品質が下がらないようにする工夫を考えないといけません。
事務作業にしても、例えばホームページを作りたいお客さまがいると、「良きに計らえ」という感じで任せてくださいますが、もしスタッフが行ったものの品質が低いと、結果的に私が作業し直すことになります。その時間や手間のことを考えると、今後はその辺りが課題ですね。
事業を増やしていく中で、一緒にワクワクしたり助けあったり、という仕事仲間を増やしていきたいと思ったときは、品質が大事。〝物〟だったら見て分かるのですが、私がやっていることは形がないので、良し悪しの管理が結構難しいです。この文章で「良し」と思ったスタッフと「良し」と思わない私、のようにズレが生じてばかりいると困りますし、私が毎回修正をする・品質が保てないとなると、事業としては続けてはいけなくなってしまいます。
私は、みんなで仕事をやりたいタイプ。そのためには、一緒に事業をしていく仕事仲間に対して「伝える」ブラッシュアップも必要で、そこが自分の課題です。
効率よりも泥臭さがニーズにつながっている
事業を考えるとき、普通は効率化を考えていくべきだと思いますが、吹けば飛ぶような小さい事業なので、効率を考えたりすると、うちの価値がなくなってしまいます。「マニュアル通りにやる」とか「仕事の効率化」を超えるもの。単純にマニュアル通りや効率的な仕事だけだったら、今のお客さまは、うちには頼んでないはずです。
お客さまの小さい思いを拾っていってカタチにしていけるような事業を続けていくのがcozy blue.。少し手間が掛かってでも、丁寧に、プラスアルファの仕事をしていきたい。それがcozy blue.らしさですね。
そうしているうちに、お客さまの事業が発展していく。cozy blue.にお願いをしてくださったことでお客様の売上が上がったり、お客さまのやりたかったことができるようになったり。お客さまが発展することをお手伝いする仕事にやりがいを感じています。
小さいから融通が利く。泥臭い部分もあるけれど、そういうところにニーズを求める方への心遣いを大切にしながら、この仕事を続けていきたいです。